増える子どもの病気から診る食育の問題点④~炎症を増やす脂質と減らす脂質~

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前回までのおさらい

①~取り巻く食の問題と様々な炎症~

②~腸内環境と免疫システム~

③~腸内環境を整える食べ物~

今回は④~炎症を増やす脂質と減らす脂質~についてお話したいと思います!

まずは、脂肪酸の種類と分類です。

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ここが大事なポイントですが、

どの脂肪酸もカラダに必要な脂肪酸です!

ただ、摂取するバランスが非常に大事になります!

飽和脂肪酸、n-6系脂肪酸の摂取が過剰になり過ぎると、体内で炎症を起こしやすくなります。

また上記の表には書いてありませんが、近年話題になったマーガリンなどに代表されるトランス脂肪酸も摂取してはならない脂肪酸の一種です。

悪玉コレステロールを増加する働きがあり、血液の状態が悪化します。

ヨーロッパでは10年以上前から使用禁止、アメリカでは昨年2015年6月に全面禁止していますが、日本では事実上【野放し】状態です。

摂取してはいけません。

そして積極的に摂取する脂肪酸として心がけるのが、n-3系脂肪酸の摂取です。

アマニ油やエゴマ油、青魚などに含まれているので積極的に摂取しましょう!

食の欧米化により、炎症を起す原因の脂質の摂取が非常に多くなっています。近年では学校給食の牛乳も飽和脂肪酸の過剰摂取の原因としても指摘されています。摂取する食べ物も本当に自分にとって必要なものかどうかも含め、よく精査する必要があると思います。

次回は最終回ですが、子供達の発達障害と食事の関係をお伝えしたいと思います。

 

 

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